手掌多汗症

手掌多汗症とは?

手掌多汗症は、手のひらが異常に汗をかく病気です。この病気は、一般的に運動やストレスなど、さまざまな要因で悪化することがあります。手のひらが常に汗をかくことで、手が滑りやすくなり、物を握ることができなくなったり、手のひらや指の間にかぶれができたりすることがあります。

手掌多汗症の治療

アポハイドローション

イオントフォレーシス

イオントフォレーシスは、水に電気を通すことで汗腺を抑制する方法です。当院では行っておりません。

ボトックス注射

手のひらの汗腺は、ボトックス注射によってブロックされ、汗をかきにくくなります。当院では、この治療法を行っております。効果は3か月から6か月ほど持続します。

手掌多汗症のよくある質問

手掌多汗症は何歳くらいから発症しますか?

💡
多汗症は汗をかく部位によって、発症する年齢が異なります。手のひらは発症が早く、13.8歳が平均発症年齢です。部位別の多汗症の平均発症年齢は、わきの下が19.5歳、足のうらが15.9歳、頭部が21.2歳です。

手掌多汗症は夜も汗をかきますか?

💡
汗は昼間に多くかきます。体温調整のための汗は睡眠中にも出ますが、脳の働きが低下する睡眠中は手のひらには汗をかきません

手掌多汗症は日常生活に支障をきたしますか?

紙を持ったり、文字を書いたりする時に紙が濡れてしまう。握手をすると相手に不快感を与えてしまうのではないかと心配になる。パソコンやスマートフォンなど、電子機器が壊れてしまうことがあるなど、生活にさまざまな影響が出るといわれています。 汗が出はじめると気になり、それを意識しだすと、さらに汗をかくという悪循環におちいってしまうことがあります。また、治療法があることの認知が広がっていないために、成人になっても職場や日常生活に支障を抱えたまま、汗で困っている方が大勢います。 汗のために周囲の目が気になって、人との接触を避けるようになったり、うつなどを併発したりすることもあり、深刻です。
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