ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは?
ケミカルピーリングとは、サリチル酸マクロゴールという薬剤をお顔全体に塗布し、肌表面にある古い角質を取り除き、ニキビ・ニキビ跡などの肌荒れ、毛穴の開きや黒ずみ、お肌のくすみやハリなどの改善に適した治療です。
ケミカルピーリングの価格
通常価格 6600円
初回お試し 3300円
ケミカルピーリングの施術の流れ
カウンセリング

問診票に記入いただきます。お肌のお悩みをお聞きさせていただき、お客様のお肌により適切な施術をご提案させていただきます。
洗顔

お見積もりをご提示した後、施術同意書のご記入いただきます。その後洗顔へご案内致します。
施術

看護師が施術を行います。
ケミカルピーリングについてよくあるご質問
ケミカルピーリングは、どのような病気や状態に効果がありますか?
ケミカルピーリングガイドライン(改訂第3版)には、EBMに基づいた適応疾患を明示しています。治療の選択肢の一つとして薦められる病気・状態には、下記の3つがあり、何れもグリコール酸とサリチル酸(マクロゴール基剤)が使用されています。
- にきび:ただし、にきび痕に対しては、十分な根拠がありません。
- 小さいしみ:長年日光にあたっていたためにできるしみ、日焼けの後のしみなど
- 小じわ:ただし、深いしわには効果はありません。
尚、「そばかす」のような遺伝的な病気や、「肝斑」といった紫外線や女性ホルモンで悪化する病気に対しては、診断や治療は容易ではありません。また、「しみ」は、悪性度の高い皮膚癌との診断がまぎらわしい場合もあり、安易な自己診断は厳禁です。
ケミカルピーリングは、どのような作用機序で効きますか?
にきび
にきびは、皮脂が毛穴に貯留することでにきびのもと(角栓)が形成されることから始まります。炎症が生じますと、赤く痛みを持ったにきびや膿をもったにきびとなります。浅い深さのピーリングにより毛穴を閉塞させている角質は排出され、つまった毛穴は開通されますので、にきびは改善され、また、にきびのできにくい皮膚の状態になります。また膿をもった炎症性にきびの場合にも、浅いケミカルピーリングにより排膿が促され治癒が促進されます。
しみ
ケミカルピーリングにより表皮の生まれ変わり(ターンオーバー)が促進され、表皮内に貯留していたメラニン色素が上行して角質とともに脱落し、また、表面に固着していた角質も均等に剥離されるため、くすみも改善されます。用いる薬品によっては、薬品が直接メラニン色素に働きかけ、しみを薄くすることも言われています。しかし、これらの変化は、顕微鏡レベルでは証明されていますが、実際に肉眼で確認することができるためには、根気よく治療を続け、また治療中の遮光などの努力が必要です。
ケミカルピーリングの効果はすぐに現れますか?
ケミカルピーリングに対する皮膚の反応は、個人個人(年齢などの違い)において、また同じ人でも治療時の皮膚の状態や行う季節によって異なるので効果の発現時期も様々です。すぐに治療効果が見られない場合でも、治療目標の達成の為には根気よく続けることが必要です。
グリコール酸を用いた「にきび」に対するケミカルピーリングでは、治療直後から、毛穴からの皮脂の分泌や、膿をもったにきびが自然に破れ、膿が出やすい状態になります。治療開始時は基本的に約2週間に1回の割合で治療するのが効果的です。続けていると新しいにきびが出てくるまでの期間は長くなり、徐々に治療期間を空けていくのが良いでしょう。はじめは治療効果が見られなくても、治療を重ねていくうちに急に改善傾向を認めることをしばしば経験します。例えば、中等度のにきびで平均6回、重症のにきびで平均10回の治療後に、急速に新しく出る割合が減少したり、にきびのために赤くなっている皮膚が改善したりといったことも経験しています。
また、「しみ」に対しては、浅いケミカルピーリングでは即効性はありません。通常、2、3回の治療で効果が出ることは少なく、数ヶ月から年単位の期間がかかることが多く、他療法との併用が効果的です。「くすみ」に対しては、グリコール酸を用いた場合、約4~5回程度で効果が出てきます。
ただし、いずれの場合も効果には個人差があります。
ケミカルピーリングを行うのに注意が必要な人は?
ケミカルピーリングの後は角質層が剥がれ、紫外線が皮膚に浸透しやすいため、サンスクリーン剤による遮光が毎日必要です。また、治療中の病気がある人や妊娠中、授乳中の人、傷あとが残りやすい人などは、ケミカルピーリング治療を受ける前に、ご相談ください。
ケミカルピーリングを受けてみたいのですが、行く前の注意事項を教えてください。
角質が痛んでいるとケミカルピーリングが必要以上に深くなるので、ケミカルピーリング前日の顔剃り、パック、スクラブ洗顔は避けてください。また1ヶ月以内にほかの治療(ケミカルピーリング、レーザー、電気・ワックス脱毛など)を受けている場合にもピーリングを行えないことがあります。また顔に湿疹がある場合もピーリングが深くなるため施行できない場合があります。口唇ヘルペスや伝染性膿痂疹(とびひ)がある場合にも治癒するまでは行えませんので、治療終了後に行ってください。
ケミカルピーリングを行った後はどのようになりますか?
ケミカルピーリング中は、ほとんどの場合ぴりぴりとした刺激感があります。また、ケミカルピーリング後は皮膚が赤くなったり、かさかさしたりしますが、たいていは2、3日で治まります。いつもより多めに保湿剤を使用してください。
ケミカルピーリングを受けたのですが、何か気をつけることがありますか?
角質層は紫外線から皮膚を守る働きを担っています。ケミカルピーリングでは角質層をはがすことにより紫外線が皮膚を通過しやすい状態となっています。紫外線は、しみや皮膚老化の原因となりますので、毎日必ずサンスクリーン剤(紫外線散乱剤を使用した低刺激性・低アレルギー性のSPF18、PA++程度のもの)による遮光に留意してください。また角質層は皮膚から水分が失われるのを防ぐ働きもあります。ケミカルピーリング後は角質が脱落し保湿力が低下しますので、自分の肌にあった保湿剤・乳液等で十分補ってください。