# 水いぼとは?

# 水いぼの原因

# 水いぼの治療

# 水いぼについてのQ&A

# ミズイボとイボは違うのですか?

ミズイボは、専門用語では伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と呼ばれます。イボもミズイボも子供に多い皮膚病で、どちらもウイルス感染でできる点は似ていますが、イボがヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染でできるのに対し、ミズイボは伝染性軟属腫ウイルスと言う全く別のウイルスが原因です。ミズイボは、表面がツルツルして、みずみずしい光沢のある直径数mmから5mmくらいの小さな皮膚の盛り上がり(丘疹と言います)で、てっぺんが少し凹んでいるのが特徴です。イボは表面のがさついた硬い丘疹のことが多いですから、よく見ると、見た目も随分違いますね。  イボが手のひらや足の裏を含む手足にできることが多いのに対し、ミズイボが身体にできることが多い点も違います。ミズイボが手のひらや足の裏にできたのを見たことは有りませんね。ミズイボのウイルスは毛に感染すると考えられていて、毛の無い手のひら・足の裏にミズイボができない理由と思われます。

# ミズイボの治療はどうするのですか?

ミズイボの治療に関しては、専門家の間でも意見の別れるところです。先の小さなピンセットやリングピンセットなどでミズイボを抓むと、てっぺんの凹んだ部分から小さな白い塊が出てきます。これが「ミズイボとり」と呼ばれる最も簡単で一般的な治療法です。イボと同じように冷凍凝固療法を行うこともあります。いずれも極めて有効な治療法なのですが、多くは子供たちである患者さんに、痛みや精神的苦痛を強いる治療法であることが欠点です。ミズイボが自然に治ることも多い病気であることから、時間は少しかかっても塗り薬などを用いた痛みの少ない方法で治療すべきだと言う考えや、放っておいてもよいと言う考えの先生もいらっしゃいます。  私自身も状況に応じて柔軟に治療方針を決定するようにしていますが、様子を見ているうちに、ミズイボの数がとても多くなって結局「ミズイボとり」をすることになり、少ないうちにとっておけば痛みも少なくて済んだのにと思うことや、ミズイボの周りにできる湿疹がとても痒かったり、引っ掻いたりしているうちに湿疹がひどくなったり、伝染性膿痂疹(トビヒ)を引き起こしたりすることもあります。もちろん、他の子供たちにうつしてしまう可能性もあり、個人的な意見としては、なるべく数が少ないうちに治療した方が良いと考えています。  最終的に、どの様な方針でミズイボに臨むかは、医師と保護者の考え方に依って決まります。通常、子供たちは自分で治療法を選べません。大人たちが十分に話し合って、責任をもって治療方針や治療法を選択してあげる必要があります。一日も早く「痛くないミズイボ治療法」を見つけることが、私たち皮膚科医の役目だと思っています。

# ミズイボがある時は、プールに入ってはいけないのですか?

ミズイボがプール遊びで感染する可能性があることや、ビート板などの水泳用具を介してうつる可能性が指摘されています。このようなことから、ミズイボがある時は治療してからでないとプールに入れてもらえないことがあります。  プールの水で感染するとは思えないのですが、プール遊びに限らず、子供たちは裸でじゃれあうことが大好きです。そしてこのことは、子供たちの精神的な成長にとってとても大切なことだと思います。同じ、プールに入るといっても大人たちの場合とは意味が大きく違います。ミズイボはウイルスの接触感染でうつりますから、裸でじゃれあうことで感染の機会が増えることは否定できません。また、ミズイボができていることが患児自身に精神的苦痛を与えていたり、いじめの対象になっていたりすることも考えておかなければなりません。子供たちが安心して友達と遊んだり、水遊びができるように、また保護者同士がお互いに安心して子供たちを見守ってあげられるように、環境を整えることは大切なことだと思います。  このように考えてくると、できるだけ治療してからプールに入るようにした方がいいように思われます。プールの後は、シャワーでよく洗い流すようにしましょう。ドライスキンの子供たちでは、その後のスキンケアも大切です。これは何もミズイボの場合に限ったことではありませんが。

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