# 単純ヘルペスとは?

単純ヘルペスは、ヒトヘルペスウイルス(HSV)1型と2型の感染症を指します。ストレス、睡眠不足などで免疫が低下すると唇にピリピリと痛みを伴う水ぶくれが出来る病気です。

# 単純ヘルペスの治療

# 抗ウイルス薬内服

抗ウイルス薬を5日間内服していただき治療を行います。

# 抗ウイルス薬外用

抗ウイルス薬を患部に塗っていただき治療を行います。

# 単純ヘルペスについてのQ&A

# どのように感染するのでしょうか?

HSVは主に接触感染します。HSV-1は水疱、びらん面などの病変部や唾液などとの接触感染や飛沫感染、またはウイルスに汚染された手指や器具などから感染します。飛沫感染というのは、くしゃみ、せき、会話などの際に飛沫が放出され、すぐ近く(1m以内)にいる人の皮膚や粘膜に直接的に散布されて感染が起こることをいいます。HSV-1は思春期までにほとんどが感染し、抗体を保有するとされていましたが、最近では初感染年齢が高くなり、成人に達してもHSVの抗体保有率は45%程度です。  HSV-2は主として性行為で感染し、性の乱れや経口避妊薬の使用でコンドームを使用しなくなったことなどから、成人の初感染が増加しています。また、HSV-1に罹患していても、HSV-2に感染しますが、この場合無症状のことが多いです。

# 再発はどのようにして起こりますか?

HSVは初感染後に知覚神経節の神経細胞核中に遺伝子の形で潜伏し、発熱、紫外線、性交、歯科治療などの刺激やストレスや悪性腫瘍合併を含めた細胞性免疫の低下などで潜伏ウイルスが増殖してHSV-1は主に上半身に、HSV-2は下半身に発症します。一般にHSV-2の方がHSV-1よりも再発頻度が高いのですが、同じHSV-2に感染していても月に数回再発する人と数年に1回しか再発しない人がいます。潜伏しているウイルス量によるとされていますが、その他に免疫能力やウイルスの株の差によるとの考えもあります。ヘルペスの症状がみられずにウイルスのみを性器に排泄(無症候性ウイルス排泄)することが、初感染後1年以内で多くみられます。

# 単純疱疹の診断法は?

臨床症状で、判断できますが、時に帯状疱疹や毛嚢炎などとの鑑別が必要です。専門医に受診し、単純ヘルペスウイルス感染症か調べてもらいましょう。  検査法にはウイルス分離法、ウイルス抗原検出法、ウイルス核酸検出法があります。細胞診は水疱内容あるいはびらん面の細胞をスライドグラスに塗抹し、アセトンで固定後、ギムザ染色してウイルス性巨細胞を顕微鏡でみます。この方法では水痘・帯状疱疹ウイルス感染症との区別はつきませんが、塗抹標本をアセトンで固定してHSV-1、HSV-2それぞれに特異的なモノクローナル抗体を用いて蛍光抗体直接法を行えばHSVの型を区別することができます。また感染細胞からHSVDNAを抽出し、DNAを増幅後DNAの制限酵素切断パターンなどによってHSVの型の同定やHSV株間の異同をも知ることができます。

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