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# 当院で可能なにきびの治療

# 抗生剤内服(ルリッド、ミノマイシンなど)

ビブラマイシン、ミノマイシン、ルリッドなど抗生剤を内服します。抗生物質の内服期間は1ヵ月から3ヵ月が理想的ですが、実際にはそれぞれの方の症状によって異なります。

# ディフェリンゲル(アダパレンゲル)

ディフェリンゲルは皮膚の角化細胞に働き、角層を薄くする作用がある外用薬です。白ニキビ・黒ニキビに有効で、継続して使うとニキビができにくい肌になります。効果が出るまで1~2ヵ月かかるため、赤いニキビがある場合には、抗菌薬を併用するのが良いでしょう。症状が落ち着いてからも、新しいニキビを予防するためには1年間ほど外用を続けるのが良い、と言われています。 角層が薄くなるため、塗り始めて1~2週間ほどは少し赤みや乾燥などの副作用が見られることが多いですが、そのまま塗り続けていると1ヵ月ほどで落ち着きます。洗顔後に直接ディフェリンゲルを塗らず、化粧水や乳液を塗って十分保湿しからディフェリンゲルを塗るようにすると、副作用が少なくなります。赤みや乾燥が強く起きた場合には、塗る回数を週2~3回ほどに減らすなど対策を寝る必要があります。

# ベピオゲル(過酸化ベンゾイル外用剤)

2015年4月に発売された、アクネ菌への抗菌作用と、角層が剥がれやすくなる作用を持つ外用薬です。耐性菌を生じないため長期間使用しても効果が落ちないことが利点で、赤いニキビだけでなく白ニキビ・黒ニキビにも有効です。長期間(半年以上)外用することでニキビ跡が改善したという報告もあります。 2割ほどの方に赤みや乾燥などの副作用が見られることがあり、そのような場合には塗る回数を減らしていただきます。 ベピオゲルには漂白作用があり、髪や衣服に付いてしまうと色落ちしてしまうことがあるため、注意が必要です。

# 抗生剤外用(ゼビアックスローション、ダラシンTゲル)

クリンダマイシンゲル、ダラシンTゲル、アクアチムクリームなどを赤い炎症を伴うニキビに塗布します。抗菌薬は長期間続けると耐性菌が出現し、効果が出にくくなってしまいます。長くても3ヵ月ほどにとどめ、症状を繰り返すようであればディフェリンゲルやベピオゲルを試してみた方が良いでしょう。

# エピデュオゲル(過酸化ベンゾイル、アダパレン合剤)

2016年11月に発売された、アダパレンに過酸化ベンゾイルを配合した外用薬です。角層を薄くするアダパレンと、角層が剥がれやすくなる過酸化ベンゾイルが同時に作用するため白ニキビ・黒ニキビにとても効果が高く、赤ニキビにも有効です。 しかしその一方で、赤みや乾燥などの副作用がアダパレン単独や過酸化ベンゾイル単独に比べると強く出る可能性があります。アダパレンもしくは過酸化ベンゾイルのみでは副作用が見られず、さらに高い効果を求める方におすすめです。

# デュアックゲル(クリンダマイシン過酸化ベンゾイル配合ゲル)

2015年7月に発売された、過酸化ベンゾイルにクリンダマイシンという抗菌薬を配合した外用薬です。過酸化ベンゾイル含有量がベピオゲルでは2.5%であるのに対し、デュアック配合ゲルは3.0%となっているため、ベピオゲルよりも高い効果を得られる可能性があります。その一方で抗菌薬を配合しているため、長期間続けると耐性菌が出現するリスクもあります。使用は長くても3ヵ月ほどにとどめ、その後はベピオゲルに変更し維持療法として続けていただくのがおすすめです。

# 当院で行えないにきび治療

  • ピル
  • スピロノラクトン
  • ケミカルピーリング

# にきびについてよくあるご質問

にきびは、病気ですか?
にきびは、皮膚の慢性炎症性疾患に位置付けられています。普通のにきびでは、熱が出たり、寝込んでしまったりすることはありません。しかし、思春期の数年間にわたり症状が続き、悪化させると治すことのできないにきび痕が残ることがあります。また、心理的な影響は大きく、落ち込んで学校に行けなくなったりする人もいらっしゃいます。にきび痕を未然に防ぎ、にきびによる心理的な影響を減らすために、できるだけ早期に治療を開始し、さらに良くなった状態を維持する治療の継続を心がけてください。
にきびには、どんな症状がありますか?
にきびの最初の症状は、面皰(めんぽう)という皮脂が毛穴にたまった状態です。毛穴の先が閉じている白にきびと、毛穴の先が開いている黒にきびがあります。面皰が炎症をおこすと赤いぶつぶつとなり、さらに炎症が進むと膿がたまったぶつぶつ(膿疱)になります。さらに炎症がひどくなると、皮膚の下に膿がたまった袋ができたり、硬く大きく触れる状態になったりします。炎症が治まって平らになっても、赤みが一時的に残ります。この赤みは時間とともに消えますのでご心配ありません。しかし、炎症が強いと、にきび痕が残ってしまうことがあります。
大人のにきびは、なぜできるのですか?
大人になってもにきびの症状が続いたり、大人になって初めてにきびができる人もいます。このようなにきびを思春期後ざ瘡といいます。大人のにきびの発症メカニズムは思春期のにきびと同じですが、女性に多く、悪化因子としてストレスや睡眠不足、生活の不規則、不適切なスキンケアなどがトリガーになっている方が多いです。また、思春期と比べると乾燥肌の方が多く、治療の副作用軽減のために保湿剤が必要になる場合があります。無月経が続いていたり、毛が濃くなったりしている場合には、ホルモン異常が隠れていることもあることもありますので、かかりつけの皮膚科医に相談してください。
にきびは遺伝しますか?
にきびは9割以上の人がかかる病気です。そのため、家族のなかににきびの人がいるのは普通です。一卵性双生児を調べたところ皮脂の分泌量を測定すると同じでしたが、にきびの重症度は違っていたという海外のデータもあります。あまり遺伝について心配する必要はありません。
にきびは月経と関係がありますか?
にきびは性ホルモンの影響を受けます。月経周期にあわせて性ホルモンのバランスが変わるため、「大人のにきび」の女性患者では、月経前ににきびの悪化がみられます。しかし、思春期にきびは、必ずしも月経周期とにきびの症状に関係はないようです。
抗生物質を長く飲んでも大丈夫ですか?
赤いにきびや膿を持ったにきびがたくさんある場合に抗生物質の飲み薬を使います。抗生物質の内服期間は1ヵ月から3ヵ月が理想的ですが、実際にはそれぞれの方の症状によって異なります。担当医と相談しながら決めましょう。にきびの症状が軽快した後は、抗生物質の飲み薬は中止し、塗り薬をつかって良い状態を維持する治療を続けます。
にきびの洗顔について教えてください。
日本皮膚科学会で公開されている「尋常性痤瘡治療ガイドライン 2017」では1日2回の洗顔が推奨されています。
にきびと食事は関係ありますか?
食事制限は行わない方針を皮膚科学会は出しています。チョコレートを食べるとにきびが悪くなるという話は、実は否定されています。牛乳で悪化するという論文もありますが、反論もありまだ結論は出ていません。
にきびを潰すのはどうしていけないのですか?
にきびの本質は毛穴に皮脂が溜まっている状態です。膿を押し出しても皮脂がのこっていると炎症は治まりません。病院は針で皮脂の出口を作り、中心に穴が開いた道具でにきびの周りを押して、皮脂を押し出します。自分で中途半端ににきびを押すことで、かえって炎症が悪化してしまうこともあります。
にきび予防にピルが効果があるって本当ですか?
海外ではピルの有効性を示す論文がいくつかありますが、日本での実績はこれからというところです。ガイドラインでは推奨されていません。
にきびの時に髪型や服装
毛先やマフラーなどが常にあたっていると、にきびができやすくなります。にきびを隠すために前髪を垂らしたり、マフラーをしたりするのはにきびが悪化する可能性があるのでおススメしません。仕事や学校などでの髪型や服装は特に制限しませんが、自宅ではにきびを覆うような服装は避け、髪を束ねたり、ヘアバンドやカチューシャを利用して、前髪をあげておきましょう。
にきびあとに効果があるお薬はありますか?
塗り薬ではベピオゲルは、長期継続使用で改善したという報告があります。そのため、ベピオゲルとディフェリンゲルの混合剤であるエピデュオゲルも同等の効果があると考えらえます。
化粧はどのようにすればいいでしょうか?
ノンコメドジェニックテスト済の化粧品を使うようにしてください。敏感肌用は、ノンコメドジェニックテスト済でないことが多いです。
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